4560072 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カテゴリ

カレンダー

バックナンバー

2024.05
2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09
2023.08

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

生き物観察が趣味の者です@東京@ Re:コマユバチ(繭と成虫)(11/12) 初めまして。 ハギの枝に黄色い毛玉の様な…
先生へ@ Re:ハナアブの幼虫(オナガウジ:尾長蛆)(05/21) ためていた水に生息していて、生まれて初…
srpfly@ Re:ショウジョウバエの1種(07/28) it is not a Drosophilidae (ショウジョウ…
蓼科委員@ Re:スミレの閉鎖花(11/17) 閉鎖花としてアップされている画像はすで…
蓼科委員@ Re:スミレの閉鎖花(11/17) 閉鎖花としてアップされている画像はすで…
飛ぶ本@ Re:クサギカメムシの幼虫(初齢)(07/31) 初めまして。 とても分かりやすく勉強に…
おかんー子どもの頃は虫好き@ Re:エゾギクキンウワバ(蛹と成虫)(12/01) 生協で届いたモロヘイヤについていた5mmほ…
2007.11.08
XML
カテゴリ:昆虫(カメムシ)


 秋も深まり、内庭の方では新顔の虫はサッパリ。そこで、外庭にあるコナラの葉裏に何か居ないか探してみた。

 実はこのコナラの内の1本は元気が悪く、その葉裏には正体不明の微小な虫が正にゴマンと付いているのである。この奇妙な虫は、多分カイガラムシの1種ではないかと思うが、現在調査中である。もう1本のコナラは元気だが、葉裏には淡緑色のアブラムシがかなりの数付いている。

 これらの葉裏に居る虫を目当てに、色々な捕食者や寄生者がやって来る。しかし、何れも甚だ微小で始末が悪い。ところが、少し大きな虫も現れた。まず、これから紹介しよう。

 イトカメムシ、カメムシ目イトカメムシ科に属すカガンボの様なカメムシである。


イトカメムシ1
イトカメムシ.体長約6.5mm(2007/11/07)



 体長は6.5mmあるが、体の幅は一番太い胸部で僅か0.6mm半、それに合わせてか、触角も脚もまた矢鱈に細くて長い。

 肉眼的には細過ぎてよく見えない。羽が光を反射して線状にキラリと光るので、その存在が分かる程度である。

イトカメムシ2
上の写真の部分拡大.中肢の後肢の間に奇妙な突起が見える.

何だろうか??(2007/11/07)



 写真映りは良い方なので、部分拡大を上に示した。中々面白い顔をしている。普通のカメムシよりは、以前紹介したクサカゲロウの1種に似ている。

イトカメムシ3
横から見たイトカメムシ(2007/11/07)



 横からも撮ってみた。一寸ユウレイグモやザトウムシの様な雰囲気がある。頭部は、上から見るのとはかなり感じが違うので、その部分拡大を下に示した。

イトカメムシ4
上の写真の部分拡大(2007/11/07)



 このイトカメムシ、図鑑では種々の植物に寄生する、と書いてあるが、実際はかなり捕食性が強いらしい。居たのは元気の悪い方のコナラの葉裏で、葉っぱはもう殆ど病的な状態になっており、1/2は枯れて残りも黄色くなっている。こんな萎れたような葉を吸汁するとは思えないから、多分「正体不明の虫」の幼虫でも捕食していたのではないかと思われる。

 被写体としては中々面白いのでもう少し撮りたかったのだが、裏返した枝の一部が跳ねっ返たとき、カメムシ君、そのショックで下の茂みに落下して行方不明になってしまった。後悔先に立たず。


追記:イトカメムシは珍しい種類ではないが、写真が特に良く採れているので、別のサイトに1024×768ドットの写真を掲載した。御笑覧被下度候(2007/11/10)。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.11.10 12:27:40
コメント(15) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.